ヨーガの世界

かなり前ですが、ビクラムヨガのお弟子さんが
ビクラムさん(ビクラムヨガ創始者)から訴えられる
ニュースをやっておりました。
なぜ訴えられたかと言うと、
ビクラムヨガの26のシークエンス
(連続した動きと言えばいいのかな?)を
ベースにした動きを自分のスタジオで教えているにも関わらず、
”ビクラム”と名前がついていないのは、おかしいんじゃない?と
著作権侵害と判断したらしいのです。
結局、お弟子さんは、もうそのシークエンスは使わん!
というコトにしたらしいのです。
このニュースをみた時には、
「ありゃーー」と正直思ってしまった。
それも有名なビクラムさんだし。。。
確かにね、自分で一生懸命作った
シークエンスを無断で、
さも自分が作ったかのように使われ、
それで自分よりも売れっ子(笑)だったら
どうでしょ?(笑)
おいおい、こういう風に考えてしまうことが、
すでに商業的なんだろうな。
だってヨガは誰のものでもない訳だしね。
とは言え、この素晴らしく、誰ものものでもないモノを
自分のモノにしたい!と思ってしまうのが、
人間の性なのかもしれませぬ。
でも、皮肉だよね。
ヨガではアパリグラハ(無所有、不収賄)
という教えがあるのです。
何かを所有するということは、それを獲得しようとする心、
得た物を他に渡すまいという心、失うまいとする心、
その物に対して、執着が働きます。
その執着を捨てるのがヨガであるのにね。